今週の指標:NYダウ平均株価

 今週は、新型コロナのデルタ株の感染拡大により、先週、米カリフォルニア州でマスクの義務化が再度、導入されたことが多少のネックとなります。

 ただし、企業決算は良好な内容が期待され、相場を支えることになりそうです。

 最新のインフレ指標は予想を上回る上昇を示していますが、FRB(米連邦準備制度理事会)は緩和策を解消することを急ぐ様子は見られません。下がるとしたら、夏休みを控え、いったん手じまいが増加する場合です。

先週の動き

 先週の予測では、新型コロナのデルタ株の感染リスクは織り込まれているものの、経済活動再開を巡る好材料やFRB議長の「インフレは一時的」とか「大規模緩和は続く」との発言で押し目買いは続くとしました。

 結果的に、週末の7月16日に3万5,090ドルと、5月10日の史上最高値3万5,091ドルまで、あと1ドルのところまで上昇してきました。

 しかし、ここにきて7月米ミシガン大学消費者信頼感指数の予想外の悪化や新型コロナデルタ株の感染者が急増したことを嫌気し、▲299ドルの3万4,687ドルと大幅反落となりました。