株価の値動きを分析する移動平均線。これを使った値動き予測として正しいものは?

  • 移動平均線は株価の平均値のため、移動平均線の上にある株価は下がりやすい
  • 移動平均線が上向きの株は、上昇が継続しやすい
  • 株価の下落が続くと、期間の長い移動平均線が期間の短い移動平均線より下にくる

ヒント

移動平均線は一定期間の株価の終値の平均値を結び、折れ線グラフにしたもの。移動平均線の傾き、株価との位置関係、期間の違う移動平均線の並びという3つを売買判断に使うのが一般的です。

解答

2:移動平均線が上向きの株は、上昇が継続しやすい

移動平均線を使った株価の分析では、移動平均線の傾き、株価との位置関係、期間の異なる移動平均線の並びに注目します。選択肢の1は株価との位置関係を使った判断ですが、株価が移動平均線の上にあるのは上昇の勢いが強い証拠なので、下がりやすいとは一概にいえません。2のように株価の平均値が切り上がっているときは上昇トレンドなので、買いで勝負したほうが利益を得やすいと判断できます。3のような株価の下落が続く局面では、期間の短い移動平均線のほうが株価の下落を反映しやすく、上から「長期線>短期線>株価」と並びます。株価下落につられて、短期の移動平均線が長期の移動平均線より上から下に割り込んだ地点は「デッドクロス」という売りシグナルといわれます。逆に短期線が長期線を下から上に抜ける「ゴールデンクロス」は買いシグナルといわれます。

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