米国高配当株1:メインストリートキャピタル(MAIN)

 同社は中堅企業に投資を行う投資会社です。時価総額は21億ドルで、日本円で約2,160億円となっています。

事業の注目ポイント

 ローワーミドルマーケットと呼ばれる、収入が1,000万~1億5,000万ドルの企業へのワンストップ資本ソリューションの提供と、ミドルマーケット企業へデットファイナンスソリューションを提供しています。

 メインストリートキャピタルは起業家、事業主、経営陣と連携し、ローワーミドルマーケットにおいて資金調達の選択肢を、ミドルマーケットにおいて買収、資本増強、借り換えのためのサービスを展開しています。

株式の注目ポイント

 リーマン・ショック時にも無配にしていませんが、コロナ禍で投資先の企業からの配当収益が減少したことなどが影響し、株価はコロナ禍前の水準をまだ回復していません。

 5月以降、株価は横ばいで推移しているので、今後、投資先企業が正常化に向かっていけば再び株価も元の水準に戻るのではないでしょうか。

業績動向

 2020年11月5日開示の四半期決算は売り上げ・EPS(1株当たり利益)ともに市場予想を下回りました。

 決算の影響を受けて株価は特に変動はありませんでしたが、米国大統領選挙・新型コロナワクチン開発のニュースによりNYダウ平均株価やS&P500指数が上昇したことで、つれ高となりました。

 次回は2021年3月4日に四半期決算の開示予定ですが、売り上げ・EPSともに前年同期比と比べて下落予想となっており、市場予想を上回る決算を出してくれるか注目です。

注意点

 コロナ禍の長期化による影響と低金利の長期化によって、収益の回復が遅れる懸念があり、注意が必要です。

株価動向、配当利回り

配当:2.46ドル
配当利回り:7.79%

この銘柄の権利落ち日は、2021年1月4日です。
配当は2.46ドル、配当利回りは7.79%、株価は31.57ドルで、約3,200円から購入できます(2020年12月17日時点。1USD=103円計算)。
2017年からの最高値は45ドル、最安値は15.74ドルです(終値ベース)。