金関連商品を、分野別、国内外別で分類すると、どれが自分に合うのかが見えてくる

 ドル建てと円建ての値動きの違いについて述べました。どちらが良くてどちらが悪い、とは言えません。

 世界で起きている事象をダイレクトに反映する“指標そのもの”に投資をしたい場合はドル建てを選択する、日本特有の円やグラムになじみがある(ドルやトロイオンスになじみがない)場合は、円建てを選択する、というアイデアもあります。

 また、ドル建てと円建て(通貨建て)の違いの他、金(ゴールド)投資を考える上で、別の切り口があります。“投資商品の分野”です。金(ゴールド)関連の投資商品は、多様な投資家の皆さまが取り組むことができるように、さまざまな分野に存在します。

 長期投資を前提にした場合、純金積立、国内ETF/ETN、海外ETF、投資信託、外国株、一部の商品先物といった分野に、それに見合った金(ゴールド)関連の投資商品が存在していると、筆者は考えています。

 そして、これらの分野に分類できる筆者が考える20銘柄は、先述のとおり、いずれも10万円以下で取引ができます。