上げる時も下げる時も、値動きが大きい東証マザーズ

 東証マザーズの値動きをアベノミクスがスタートした2013年以降について、日経平均と比較した、以下のグラフをご覧ください。

東証マザーズ指数と日経平均の月次推移:2012年末~20年7月(7日まで)

注:2012年末の値を100として指数化。出所:楽天証券経済研究所が作成

 東証マザーズは、2013年から2017年まで、日経平均を大きく上回る上昇を実現しています。ただし、定期的に急落する局面があります。値上がる時も値下がる時も、値動きが荒いのが特徴です。

 2018年から2020年3月まで、東証マザーズは暴落しました。日経平均よりも、下落率がかなり大きくなっています。2013~2017年までの好パフォーマンスを一気に吐き出してしまいました。

 ところが足元、マザーズ人気が大復活。2020年3月以降、マザーズ指数は短期的に約2倍となりました。マザーズ株が面白い時期はしばらく続くかもしれません。ただし、人気が去った後に大きく下がることもあるので、投資リスクの管理は慎重に行った方が良いと思います。

 
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