米ニューヨーク州・イタリア・スペインで感染拡大が鈍化しつつあるとの見方も

 6日のNYダウ平均株価は、前週末比1,627ドル(7.7%)高の2万2,679ドルと急騰しました。ニューヨーク州で新型コロナウイルスの感染拡大に鈍化の兆しがあるとの見方が出たことが、好感されました。

 6日は、欧州株も軒並み大きく上昇しました。イタリア・スペインでも、感染拡大が鈍化しつつあるとの見方が出たことが、好感されました。
世界全体で見ると、今まさに感染が急ピッチで拡大しているところです。それでも、中国・イタリアなど早い時期に感染が急拡大した地域で、徹底した外出規制を行った後に、感染拡大が鈍化しつつあることは、明るい兆しと言えます。非常事態宣言を出し、外出規制を強化することで、一時的に経済が大きく落ち込むものの、その先に回復が見えてくることがわかれば、株式市場での恐怖心理は、徐々に収束していくと考えられます。

 日本株のパニック売りも、今後、徐々に収束に向かう可能性があります。短期的な下値リスクは完全には払拭できませんが、時間分散しつつ、少しずつ日本株および外国株への投資を増やしていくことが、長期的な資産形成に寄与すると考えています。
 今日は、原油価格の動きと、それが日本株に与える影響を解説します。