軍事衝突があるか、今後のニュースに注目
今後、米国・イラン間で軍事衝突が起こるか、現時点で判断できません。今後出てくるニュースを見て、考えるしかありません。
米国・イラン間で本格的な軍事衝突がない限り、4月ころから5G(第5世代移動体通信)・半導体などの投資が世界的に盛り上がり、世界景気が回復に向かうとの見方を変更する必要はないと考えています。
もし、米国・イラン間で本格的な軍事衝突が起こるならば、日経平均はさらなる下値を試すことになるでしょう。そうなると、世界景気が回復する時期、日経平均が上昇トレンドに戻る時期とも、先送りとなります。イランを支持する中国・ロシアと、米国の対立が先鋭化する可能性があり、米中対立の緩和、それに伴う世界景気回復の期待が遠のくからです。ただし、現時点では、そうなる可能性は低いと考えています。
重要なのは、投資する株が「割安」であること
株式投資をする際、もっとも大切なことは、投資する銘柄が「割安」であるか否かです。私は、日本株は配当利回りや買収価値から「割安」と判断しています。
短期の下値リスクは払拭できませんが、それでも、長期的な投資価値が高いと判断している「高配当株」にコツコツ投資していくことは、長期的な資産形成に寄与すると考えています。
以下にご参考として、代表的な大型高配当株を5つ挙げます。
高配当利回り株5選
コード | 銘柄名 | 配当 利回り |
1株当り 予想 配当金 |
1月8日 株価 |
最小 投資金額 |
---|---|---|---|---|---|
2914 | 日本たばこ産業 | 6.5% | 154 | 2,370.0 | 237,000 |
8058 | 三菱商事 | 4.6% | 132 | 2,873.0 | 287,300 |
8306 | 三菱UFJ FG | 4.4% | 25 | 574.0 | 57,400 |
8591 | オリックス | 4.2% | 76 | 1,804.5 | 180,450 |
9437 | NTTドコモ | 4.0% | 120 | 3,025.0 | 302,500 |
金額単位:円 出所:配当利回りは、今期1株当たり年間配当金(会社予想)を1月8日の株価で割って算出、今期とは日本たばこ産業では2019年12月期、その他は2020年3月期のこと。最小投資金額は、1月8日終値で、最小投資単位(100株)を買うのに必要な金額 |
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