12月の「権利付き最終日」は12月26日(木)、権利落ち日は12月27日(金)

 つなぎ売りで優待を得ることができるのは、権利確定日の前後です。今月ならば、12月の優待銘柄でトライすることができます。

 そこで、12月末基準の優待銘柄の、権利付き最終売買日はいつか、ここで確認しておきましょう。今年の7月から、約定日から受渡日までの日数が2営業日に短縮されています。それまでは3営業日かかっていたのが、2営業日で済むようになりました。

 何を言っているか、意味がわからない方のために、簡単に言葉の説明をします。

(約定日)=株の売買をする日

(受渡日)=株の買い手が株主になる日、株の売り手が株主でなくなる日

(営業日)=証券取引所が開いている日。土曜日・日曜日・祭日は含まれない。

 株を買ったら、すぐに株主になれると思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。株の売買結果に基づいて株主名簿が書き換えられるまでに、今は2営業日かかります。

 その結果、12月末に優待の権利が確定する銘柄の、権利付き最終売買日は、以下の通りとなります。従来よりも、1営業日だけ後ろになります。

 2019年12月末基準の優待取りの権利付き最終売買日

注:楽天証券が作成

 12月末基準の優待銘柄で、つなぎ売りによって優待を得るためには、12月26日までに「つなぎ売り」(現物の買いと、同銘柄同株数のつなぎ売り)をする必要があります。それで、権利落ち日(12月27日)に、現渡しによってつなぎ売りの決済をすれば、完了です。12月27日に、現渡しを、忘れずに実施してください。

 

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