NYダウは90年代に大きく上昇、2000年代は足踏み、2010年から再び上昇加速

 NYダウは、過去30年継続的に上昇しているように見えますが、実際はそうではありません。90年代に大きく上昇、その後10年間は、ITバブル崩壊やリーマンショックがあったために停滞しました。そして2010年以降に再び上昇が加速しています。

【再掲】日経平均・NYダウの動き比較:1989年末~2019年9月

注:1989年末の値を100として指数化、楽天証券経済研究所が作成


 2010年以降のNYダウを牽引したのは、以下4つの要因です。


【1】米企業が世界のITインフラを支配で高収益を稼ぐ
【2】シェール・オイル&ガス革命の恩恵大
【3】トランプ政権が大型の法人減税実施
【4】移民パワー。人口増加が継続

 米国株には、日本株にない魅力を持つIT企業が多数あります。中長期的に資産形成をはかる上では、日本株だけでなく米国株にも分散投資していった方が良いと考えています。

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