モノを使ってサービスを大量生産する方法

 日本はロボット王国です。これまで産業用ロボットで成長してきました。産業用ロボットは、カスタム対応が大切なので、これからも成長が続くと考えられます。ただし、モノが余剰、サービスが不足する世紀に入り、より重要性が高まっているのが、サービスロボットの実用化です。

 医療・介護・警備・清掃・危険箇所での作業・受付・コンサルティングなどに使われるロボットの開発が進んでいます。サービスロボットは人間の姿をしているイメージがあるが、人間の形である必然性はありません。将来的には、するべき仕事に合理的な姿になると考えられます。どんなものにも、IoT(インターネット接続)とAI(人口知能)の機能をつければ、それはロボットになります。自己学習機能を持つAI(Deep Learning)機能をつければ「人間的」と思われている仕事の能力もかなり向上します。

 製造業が強い日本は、製造業の復権にロボットを活用していくことになるでしょう。今、ロボットで、ハードを作ることが重要と思われているが、将来的にはロボットに組み込むプロブラムが重要と考えが変わるでしょう。将来的には、ロボットもPCのように汎用化し、中に組み込むシステムの開発が重要という時代になるかもしれません。