中国景気の減速不安も続いている

 以下の通り、上海総合株価指数の低迷が長引いているのは、貿易戦争に加え、中国景気の減速不安を反映したものです。

米国、日本、中国の株価指数(米ナスダック、NYダウ、日経平均、上海総合)の動き:2017年末~2018年11月23日

注:2017年末を100として指数化

米利上げに打ち止め感が出るとき、円高が進むリスクに注意

 米金利の先高感が低下しつつあることは、米国株にプラス材料です。ただし、それがドル安(円高)につながると、日本株にはマイナスとなるので注意が必要です。

ドル円為替レートの動き:2018年1月2日~11月23日

 

 今年の為替市場では、4月以降米FRBの利上げを材料にドル高(円安)が進んできました。ただし、利上げに打ち止め感が出ると、円高が進む可能性に要注意です。とりあえず、まだ12月に米利上げが見込まれているので、当面ドルは堅調と予想されます。

 

▼もっと読む!著者おすすめのバックナンバー

11月19日:2019年、世界景気は停滞か後退か?ただいま手探り状態
11月14日:世界景気ピークアウトの予感?長期投資で「買い場」と判断
11月19日:景気ピークアウトが視野に。それでも日本株は買い場と考える理由

▼他の新着オススメ連載

今日、あの日:田中角栄首相が辞意表明【44年前の11月26日】