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ヨーロッパの銀行が倒産? トルコが不良債権化でECBが調査開始
荒地 潤
毎ヨミ!為替Walker
毎朝配信の「毎ヨミ!為替Walker」は、プロの注目ポイントを凝縮したレポートです。 世界の主要な通貨をウォッチし、最新の為替トレンドをお届けします。 昨日のマーケットの振り返り…

ヨーロッパの銀行が倒産? トルコが不良債権化でECBが調査開始

2018/8/13
毎朝公開の「毎ヨミ!為替Walker」は、グローバルな視野を持つ荒地 潤の注目ポイントを凝縮したレポートです。昨日のマーケットの振り返りはもちろん、今日のドル/円を予報した「為替天気」や注目通貨の動向、マーケットの最新情報など、為替の「今まで」と「これから」がわかります。
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本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは111.51

下値メドは110.20

今朝の天気マークは「雨」

天気の判定基準くわしくはコチラ

 

毎ヨミ!FXトップニュース(8月10日)

10日のドル/円の終値は106.95円。

 前営業日に比べ0.43円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。

  • TRY:エルドアン大統 「金やドルを持っているものは、リラに両替すべきだ」
  • USD:ハト派のエバンス連銀総裁が利上げ肯定派に転向
  • USD:韓国の北朝鮮産石炭の不法輸入が発覚。米国が韓国に制裁の可能性も
  • GBP:欧州大手企業が「ノーディール・ブレグジット」をメインシナリオに
  • EUR:ECB(欧州中央銀行)がギリシャ国債に対する特例措置を撤廃。ギリシャは金融支援から脱却

主要指標終値

 

本日の注目通貨

トルコリラ/円:週明けの東京市場で15.56円まで急落

 金曜日のマーケットで、トルコリラが大暴落。(チャート1)

 そもそもは、トルコが米国人牧師を拘束していることに対して米国が経済制裁を与えたことが、トルコリラ再下落の引き金だったのですが、エルドアン大統領が金曜日に演説を行い、「トルコに対して敵意を示すものには反撃する」などと米国との対立をさらにあおる発言をしてマーケットをリラ売りに向かわせました。

 そこへもって、トランプ大統領がトルコの鉄鋼とアルミニウムに対して関税を2倍に引き上げると、火に油を注ぐようなツイートをしたことからトルコリラは急落。

 トルコリラ/円は金曜日の東京時間からすでに20円を割る水準まで下がっていましたが、この日は一時15.77円まで売られました。月曜日の東京市場のオープン後に15.56円までさらに下落。対ドルでも1日で20%の大幅下落となり、ともに過去最安値を更新しました。

 ただし、エルドアン大統領の発言はトルコ国内の支持者に向けた演説の一部であって、そこには政治的パフォーマンスも多分に含まれていたと思われます。米国やマーケットに対して直接メッセージを発したわけではありません。

 トランプ大統領の弁護士は、米国人牧師拘束の問題の解決が近いことを匂わせています。水面下での交渉が進んでいる可能性もあります。急転直下の展開で、トルコリラが一時的に大反発するリスクもあることには注意したいと思います。

 

 

ユーロ/ドル:ECBがトルコの不良債権化を心配

 ユーロ/ドルも大幅下落。ユーロ/ドルは1.15ドル前半から一時1.1388ドル まで下げ、1年1カ月ぶりの安値を記録しました。(チャート2)

 ユーロ/円も128円台から、5月30日以来の安値水準となる126.00円まで下落。月曜日の東京市場オープン後に125.80円をつけました。

 トルコからのマネー逃避でトルコ資産が急落するなか、ヨーロッパの銀行が保有しているトルコ債権の不良化を懸念したECBが調査に乗り出したとの報道が伝わると、銀行株を中心に欧州の株価が下落、ユーロ売りにつながりました。

 また対トルコのエクスポージャーは、スペインやイタリアなど、いわゆる周辺国の割合が多いことで、イタリア国債の利回りも上昇。経済再建中のギリシャへの影響も心配されています。

 

ドル/円:111円台前半の取引続く

 トルコリスクでドル/円は円高に動きました。NY時間に110.51円まで下げたドル/円は7月の安値(110.28円)に接近。もっとも、それまで緩やかな円高はトルコリラ急落前から続いていて、ドル/円の高値は5営業日連続で切り下がっています。(チャート3)

 金曜日に発表された米国の消費者物価指数は予想より強い結果でした。また、利上げ慎重派だったエバンス・シカゴ連銀総裁が「利上げが必要になる可能性」と発言。これらの材料がドル/円を下支え材料となりましたが、トルコリラ急落でマーケットはリスクオフ一色となり、ドル/円の上昇にはつながりませんでした。

 

トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!

ドイツ、欧州GDP、英、独、欧CPI、米小売売上高、豪雇用統計など

 

 


天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。

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