コノコフィリップス
コノコフィリップス(ティッカーシンボル:COP)はコノコとフィリップス・ペトロリウムが2002年に合併して誕生した企業です。同社はその後、川下部門を分離したため、現在は川上部門だけに特化した企業となっています。
同社は米国、ノルウェー、英国、カナダ、オーストラリア、インドネシア、カタールなどで操業しています。
米国ではアラスカのプルードー・ベイ、クパルク、ノース・スロープで操業しています。さらにテキサス州のイーグルフォード、パーミアン、ノースダコタ州のバーケンなどでも操業しています。2016年の生産高は156.9万BOE/日でした。
コノコフィリップスは1年前に経営戦略を保守的なものに改め、成長ではなく、資本の温存とマージンを最優先する戦略に出ました。
同社の油田は採掘コストが低いです。去年の戦略転換で、原油価格が40ドルでも利益が出せる体質を目指しています。また同社はバランスシートがしっかりしています。同社は原油価格が50ドルという環境下で投下資本利益率20%を2020年までに達成するという経営目標を掲げています。同社の営業キャッシュフローは十分配当をカバーしている状況です。