米国の製造業の業況を示す指標で、製造業の生産活動が拡大傾向、または縮小傾向にあるかを占える。 景気拡大時には、個人消費が活発になるため、製造業は在庫の積み増しを進めるなど生産活動を活発にし、新規受注に繋がる。製造業の新規受注は一定の時間を経て、企業の生産や出荷に結びつくことから、景気の有力な先行指標とされている。 指標は、年間の出荷が5億ドル以上の製造業者からの報告に基づき、新規受注、出荷、受注残、在庫なども併せて発表される。中でも、数字の振れの大きい航空機を除く非国防資本財受注は、設備投資の先行指標として注目度が高い。 結果は、米国商務省経済分析局(BEA)によるGDP概算の資料、FRBによる経済動向の予測のほか、官民問わず幅広く利用されている。

発表機関 米国商務省センサス局
(The United States Census Bureau)
発表時期 翌々月初旬