天然ガスが上昇率1位
先週は、天然ガスの上昇が目立ちました。米国国内で気温が平年以上に上昇するとの予報をきっかけに、冷房向けの電力需要が増加する見方が強まったことが、一因とみられます。
また、トウモロコシは、米国における今年の作付け面積が、3月末に公表された作付け意向面積を下回ったことなどで、上昇しました。
次いで上昇したのが、上海総合指数です。国家統計局版の他、財新版のPMI(製造業購買担当者景気指数)が好転したことが主な要因です。また、この上海総合指数の上昇を受け、中国が世界全体の消費のおよそ半分を占める、銅も上昇しました。
先週は、上昇銘柄数が19(前回は10)、下落銘柄数が4(前回は13)、最大と最小を除く変動率の平均は+2.2%(前回は▲0.8%)でした。全体的には、6月26日(金)から7月3日(金)の週は、“強かった”と言えると思います。
※銅の今後の展望については、今週の週刊コモディティマーケット「銅の価格が上がるかも?!中国と南米で上昇要因が同時発生」で述べています。