PERとはPrice Earnings Ratioの略で、株価を1株当たり税引き利益(純利益)で割ったもので、その1株当たりの利益と株価を比較して、割高か割安かを判断する指標です。

計算式 PER(株価収益率、単位:倍)=株価/EPS(1株当たり純利益)

【この指標の見方】

例えば1株当り利益が100円の企業Aと、200円の企業Bの株価がそれぞれ1,000円だとします。

そのときのPERはそれぞれ 企業A=1,000円÷100円=10倍、企業B=1,000円÷200円=5倍 となります。

この場合、両社の株価は同じでも、企業Bの方がPERが低いので、企業Bの方が割安と考えられます。

また企業BのPERが5倍の意味は、企業が1年間にあげる利益の5年分を先に買っていると考えられるため、成長性の高い企業はPERが高くなる傾向にあります。