割安成長株狙いに切り替え、飛躍的に成績が上がった

──弐億さんは、本のタイトルにあるように「割安成長株」投資で2億円の資産を築きました。最初から「割安成長株」に注目していたのですか。

 最初は全くの素人でしたから、割安株だとか、成長株だとかいっさい考えず、自分にとって身近だったゲーム関連や外食関連の銘柄を買ってました。割安成長株を狙うようになったのは、2年目に売買記録を付け始めた頃からです。

──何かきっかけがあったのでしょうか。

 僕は勉強らしき勉強はしていないのですが、それでも入門書みたいなものは何冊か読みました。そういう本で割安株を狙う投資法を知ったんです。

 簡単に説明すると、割安株というのは、単に株価の安い銘柄を指すわけではありません。会社の業績や資産からすると、もっと株価が高くていいはずなのに、何らかの理由で安いまま放置されている、本来の実力に比べて過小評価されている…そういう銘柄を割安銘柄といいます。

 正当に評価されれば株価が上昇する可能性があるわけで、なるほど、それはたしかに狙い目だと思ったんです。

──一般に「バリュー投資」といわれる投資法ですね。弐億さんはさらに、そこに「成長」という要素を加味されています。

 いくら割安でも、その会社が停滞していたら株価が上がることはないだろうと考えました。だから、割安で、なおかつ成長しそうな企業の株を狙うことにしました。それが勝つための最善の策ではないかと考えたんです。

──すぐに結果が出たのですか。

 はい、マネー雑誌を読んだりして割安成長株を探したところ、新興不動産銘柄に行きつきました。それで、シノハラ建設システム(現シノケングループ)、原弘産(現REVOLUTION)、セイクレスト(上場廃止)といった銘柄を購入したら、不動産ミニバブルのタイミングに合致したこともあり、大きく稼ぐことができたんです。

──好スタートを切れたのですね。

 実をいうと、投資を始めた最初の年はかなり苦労しました。100万円では足りず、150万円追加したと話しましたが、これは含み損が増え、追加投資せざるを得なくなったからなんです。

 その含み損は、さいわい取り戻すことができましたが、2年目も同じ失敗を繰り返すのは避けたいところでした。そういう意味でも割安成長株投資に切り替えて正解でした。

──なるほど。
中編では割安成長株投資について、もっと詳しくお伺いします。

※このインタビューは2021年1月30日に実施し、2021年2月19日に初回掲載したものです。

>>中編:兼業投資家におススメの割安成長株投資
>>後編:IPOセカンダリー投資で6,000万円!銘柄選びのコツ
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