つみたてNISAの注意点

 一方、注意点もあります。

1.投信を解約しても「投資枠」は再利用できない

 つみたてNISA内で積み立ててきた投信を解約した場合、その枠を再利用することはできません(一般NISAと同じ)。例えば、「比較的リスクの高い株式投信を積み立ててきたが、これまでの分を解約して、少しリスクを抑えた投信を購入したい」というようなことはできません。あるいは「他にもっとよい商品がでてきた」という場合も、(これまで積み立ててきたA投信を運用しつつ)新しいB投信を新たに積み立てることはできますが、いわゆる預け替えはできません。

 万一、保有する投信が繰上償還をされた場合でも、枠は復活しない点も注意が必要です。

2.金融機関による違いが大きい

 対象商品のうち、どの商品を取り扱うのか、投信の最低購入単位はいくらか、積み立ての頻度は毎月かそれ以外の選択肢もあるのか――といったことは金融機関によって異なります。金融機関は1つしか利用できないため、口座開設前に確認することが大切です。

3.投信の分配金を再投資する場合は「購入」とみなされる

 普通分配金を再投資する場合でも、投資枠を使ったとみなされるため、非課税枠を消化します。分配金を再投資するコースを選択していて、年間の投資枠をめいっぱい使っている場合、例えば、12月には枠を超えてしまうので引き落としができない、などということも起こりえます。