今週の指標:ドル/円

 FRBは金利引き締めのスタンスを変えていないため、景気減速への懸念が高まっています。6月3日の米雇用統計が悪化する見方が少ないことや、日本銀行は現行の金融緩和を維持する方針のため、日米金利差拡大の思惑は後退しないので、ドル売り・円買いが強まる可能性は低いとみられドルは下げ渋りの動きとなりそうです。

先週の動き

 先週のドル/円は、強含みで週前半には128.08円まで買われました。その後は米経済の減速懸念が高まり、今年後半に利上げ停止の可能性が浮上、米長期金利は伸び悩みドル買いは拡大せず127.50円近辺で上げ渋りました。