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虫とり小僧さん

 家族4人で暮らす、サラリーマン兼個人投資家。子供の頃、昆虫採集が大好きな虫取り少年だったことがハンドルネームの由来。2005年に投資を始め、主にインデックスファンドの積み立てで国際分散投資を続けている。

ブログ:いつか子供に伝えたいお金の話
Twitter 虫とり小僧 (@mushitori) 
金融庁の連載「教えて虫とり先生」

Aくん(息子さん)

 虫とり小僧さんの長男、中学2年生。スポーツに夢中で、お父さんの身長体重を追い越しつつある健康優良児。

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 自身のブログ「いつか子供に伝えたいお金の話」が話題となり、金融庁のWEBサイト内で「教えて虫とり先生」というコンテンツを連載していた個人投資家、虫とり小僧さん。自身の成功だけでなく、後に続く次世代の若者への発信力が魅力です。

 今回はその虫とり小僧さんと、その息子さん(13歳)との親子対談を実施! 虫とり小僧さん一家のマネー教育についてお話を伺いました!

おこづかい、何歳から、何円で始めた?

 虫とり小僧さんのブログにも、子どもを持つ親が悩みがちな「我が家のマネー教育」の基礎になるような内容が書かれていましたよね。「お金に関する5カ条」は特に説得力がありました。

 

お金に関する5カ条
一.入ってくる(稼げる)以上に使うな
二.原則として、貸し借りはするな
三.節約と浪費はどちらもほどほどに
四.リスク資産への投資という選択肢もあるぞ
五.なるべくお金にとらわれない生き方をしたいね
はすごく含蓄のある内容ですね…。

 よく読んでみると当たり前のことしか書いてないんですが(笑)、そう受け取っていただけるとうれしいです。

 

 上記に関してはあとで詳しくお伺いしますが、まずは虫とり小僧さん一家の、お金との付き合い方についてのスタンスを伺いたいです。虫とり小僧さん一家では、おこづかいは何歳で、いくらくらいから始めましたか?
 

 うーん。おこづかい制度になったのは、多分、小学校1年生? 2年生くらいだっけ?

 

 小学校1年生くらいまでは、おこづかいナシで、風呂掃除したら10円とかもらってたと思います。


 

 それに対して「10円かよ!」みたいな不満はなかった?


 

 その当時は、お金を使うことってほとんどなかったので、お金の額に関しては、不満はなかったと思います。今になると「安っ…」と思うけど。

 

 でもさぁ、お手伝い報酬制だった時代、あげたお金って、すぐに使い切っちゃってたじゃん。

 それを見て「お金って使ったらなくなっちゃうんだよ」ていうことをそろそろ教えないといけないんだなと思って、定期的にお金が入ってきて、自分で管理しなきゃならない「おこづかい制度」を導入し始めたんです。

 多分、おこづかい制度を始めたのは小学2年生くらいからだったはず。その時に、「おこづかいをもらったら全額使わず、半分は貯金箱でもなんでもいいから貯金してとっておきなさい」というルールを作ったんです。

 Aくんはそのルール、どう思いました?


 

 え…ほんとは嫌だったけど、怖いから親には逆らえなくてしかたなく(笑)。
 


 

 あ、そこ大事かもしれないですね。まだ親を論破できないうちに始めるという(笑)。

 

 ですね(笑)。