今週の指標:日経平均株価

 ゴールデンウイークに入り、営業日は5月2日(月)と6日(金)の2日でした。その間の3~4日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されたことで、この結果を受けての動きとなりました。

 2日(月)の日本市場は、前週末の4月29日(金)のNYダウの▲939ドルを受けたものの、日本時間では米株先物がしっかりしていたことで、一時▲237円の2万6,610円まで下げましたが、終値では▲29円の2万6,818円でした。

 その後、米国市場では、FOMCの結果を受けたNYダウが4日(水)に+932ドルと急反発し、翌5日(木)には再び長期金利の上昇でハイテク株中心に売られ▲1,063ドルと急反落となりました。

 これを受けた6日(金)の日本市場は一時▲275円の2万6,543円まで下げるものの、為替が円安方向に戻したことで、後場には輸出関連株中心に大きく反発し+185円の2万7,003円で引けました。

 今週の日経平均は、11日発表の米国の4月CPIが目先の焦点となり、これを受けてインフレがどうなるのかによる米株式の動きに左右される展開となります。

 米株式が安定し、トヨタの決算が良好であれば2万7,000円台での値固めに入ることが想定できますが、9日のロシアの戦勝記念日を迎えてのプーチン大統領の動きがリスク要因となります。基本的に今週は2万7,000円をはさんだ上下500円の動きとなりそうです。