今週の指標:ドル/円

 基本的に、今週、来週(4月25日~5月6日)のドル/円は底堅い動きが想定されます。FRBが引き締めの加速を決定後、利益確定の売りでいったん円安が止まりますが、金融正常化を好感したドル買い・円売りが主要通貨を支えることになります。

 多少、円高にブレてもFRBの現在のスタンスでは130円台の水準を切り上げる可能性があります。

先週の動き

 先週は、FRBの利上げスタンスの強さは変わりなく、高値圏でもみあいながら円安が継続するとしました。

 結果的に、週前半は米国の金利が上昇する一方で、日銀の緩和策は継続しており、日米金利差からドル買い・円売りは続き、4月20日(水)にドルは一時129.40円まで買われました。

 その後、128円台前半でもみあっていましたが、パウエル議長が5月のFOMCで0.5%の利上げに言及すると再び129円台までドルが買われ、先週末は128.55円で引けました。