今週の指標:日経平均株価

 先週の予測では、3月25日に2万8,338円まで上昇したことで、この水準から上値は重く一服し、29日(火)の権利取り最終日を境に買いは一巡してくるとしました。

 結果的に29日(火)に一時+283円の2万8,227円まで上昇し、利益確定売りで上げ幅を縮小するものの、大引けにかけて配当に絡んだ買いが膨らみ+308円の2万8,252円と高値引けとなりました。

 ここから3日連続の下落となり、4月1日(金)は一時▲421円の2万7,399円まで下げ終値は▲155円の2万7,665円でした。

 日経平均は、3月9日の2万4,681円から短期で25日に2万8,338円まで上昇(15%)となり、目先は4月1日(金)の2万7,399円まで下げて▲155円で引けています。

 これをスピード調整とみる人もいますが、短期で3,600円以上上げていますのでスピード調整にしては、まだ浅すぎる感じがします。

 上昇幅は正確には3,657円であり、1/3押し(1,219円)で2万7,119円ですので、目先の下値目標は2万7,000円水準となります。

 ウクライナ情勢が不透明なままですので、下値を見極める必要があります。その後の4月相場は期待できることになります。200日移動平均線(2万8,250円前後)を確実に超えると戻りが期待できます。