人気の成長株は割高、割安成長株はないか?

 21世紀は、AI(人工知能)・5G(第5世代移動体通信)・バイオ技術を活用して急成長する企業がたくさん出ると思います。東証マザーズ・JASDAQなどに、有望な成長株候補が多数あります。

 ただ人気の小型成長株には、PER(株価収益率)がかなり高く、株価指標で見て割高な銘柄が多いのが残念です。つまり、将来の成長をかなり織り込んだ価格になっています。そこからさらに株価が上がっていくためには、売上・利益が期待以上に伸びなくてはなりません。市場の期待を下回ると、最高益を更新していても株価が大きく下がることもあります。

 あまり投資家に人気がなくPERで低く評価されている「割安な成長株」があると良いですが、それはなかなかありません。でも、よく探せば候補企業は見つけられます。「世の中の変化に取り残されたオールド企業」と思われているがそれは誤解で、実は「世の中の潮流に乗って成長していく企業」を見つければ良いわけです。