ワンストップ特例が使えていなかった!リカバリーの方法は?

 このように、ワンストップ特例を使うには条件がありますし、期日までにふるさと納税をした全ての自治体に、申請書や添付書類を送るなどの手続きも必要となります。

 そのため、どれか一つでも条件に当てはまらなかったり、手続きを失念したりミスしたりした場合も、ワンストップ特例の適用が受けられないことになります。

 では、ワンストップ特例の適用が受けられないと、ふるさと納税の適用がなされないのかといえば、それはありません。

確定申告でリカバリーする

 原則通り、確定申告をすれば、ふるさと納税の適用を受けることができます。

 それは、確定申告をしている方であれば、更正の請求により対応します。ふるさと納税につき確定申告すれば、還付を受けられたはずの金額を後日取り戻すことができます。

期限後申告(還付申告)でリカバリーする

 確定申告をしていない方、例えばワンストップ特例を使おうと思っていたが、書類の不備があったため使えなかった場合や、そもそもふるさと納税で、ワンストップ特例も確定申告もするのを忘れていたような場合は、期限後申告(還付申告)をすれば大丈夫です。

リカバリーするときの注意点

 注意点としては、すでに確定申告をしている、もしくはこれから確定申告をすることにより、ワンストップ特例自体が無効になってしまいます。

 したがって、ワンストップ特例を申請したものも含めた全てのふるさと納税につき、更正の請求や期限後申告を行うようにしてください。