実はジワリと上昇していた。家計における電気代は、この20年で最大2万円増加
以下のグラフのとおり、2人以上が住む世帯の電気代は、この20年間で、年間最大約2万円、上昇しました。
家庭の電気代は基本的に、使えば使う分だけ増えますので、電気代の話の際には量の話が欠かせません。また、単価にも目を配ることが必要です。単価は、電力の需要動向、発電をするためのコスト、政策的要因などで変動することがあります。
図:二人以上の世帯の支出金額における電気代とその割合
年間2万円の負担増加は、1カ月あたり約1,700円の負担増加を意味します。この額を大きいととるか、そうでないととるかはご家庭により異なると思いますが、すでに家計の4%程度まで、電気代の負担が増加していることを考えれば、関心を抱かずにはいられません。
本レポートでは、日本の家庭などにおける電力需要や、発電コストに関わる液化天然ガス(Liquefied Natural Gas、以下LNG)の輸入量や価格の変遷、今後のエネルギー価格の動向などについて、解説します。
吉田 哲
楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。超就職氷河期の2000年に、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして活動を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。「過去の常識にとらわれない解説」をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどで幅広く、情報発信を行っている。大学生と高校生の娘とのコミュニケーションの一部を、活動の幅を広げる要素として認識。キャリア形成のための、学びの場の模索も欠かさない。
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