日経平均は堅調な値動き、週足ベースで3週ぶりの反発
8月相場入りとなった先週末6日(金)の日経平均終値は2万7,820円となりました。前週末終値(2万7,283円)からの上げ幅は537円高です。週足ベースでも3週ぶりの反発でした。
■(図1)日経平均(日足)とMACD(2021年8月6日取引終了時点)
まずは、いつものように、足元の状況から確認していきます。
先週の日経平均は、週を通じて200日移動平均線を下回る推移となりましたが、2万7,500円の株価水準で下げ渋ったことや、週初の2日(月)と週末の6日(金)には200日移動平均線をうかがうところまで株価が上昇する場面があるなど、全体的に「しっかり買いが入った」印象になっています。
下段のMACDを見ても、赤い線のMACDが青い線のシグナルを上抜けるクロスが出現しています。
先週末に控えていた米7月雇用統計を前に、様子見が強かった相場地合いにしては、堅調な値動きだったと言えます。
また、現在下向きとなっている25日移動平均線が200日移動平均線に近付きつつありますが、「デッド・クロス」することなく、上向きに転じることができれば、チャートの形がより改善するため、今週の注目点になりそうです。