今週の指標:NYダウ平均株価

 先週、NYダウは史上最高値を更新したところであり、今週は26日に米6月新築住宅販売、27~28日のFOMC、6月耐久財受注、7月消費者信頼感指数、28日にパウエル議長会見、29日に4-6月期GDP速報値、30日に6月失業率、6月住宅着工統計などがあり、予想を上回れば株価は高値を更新する動きとなり、マチマチであれば天井圏でのもみあいとなりそうです。その中で主要ハイテク企業の決算への期待が相場を一段と引き上げる可能性はあります。

先週の動き

 先週の予測では、新型コロナのデルタ株の感染拡大、そして夏休みを控えて何かキッカケが出てくるときに下落するとしました。ただし、企業決算は好調なので相場を支えることになるとしました。

 結果的に、週始めは新型コロナのデルタ株の感染再拡大を嫌気して、NYダウは一時▲946ドルまで下げ、終値では▲725ドルでした。

 しかし、その後は主要ハイテク株の好決算期待で4日続伸となって、週始めの下げ幅を埋め、週末には+238ドルの3万5,061ドルと、終値では初めての3万5,000ドル台となりました。結局、主要3指数とも4日続伸で、史上最高値を更新して引けました。