今週の指標:ドル/円
今週は、FOMCをはじめ、多くの経済指標の発表が予定されており、インフレ懸念が高まらず、長期金利が安定していれば、1ドル=110円台半ばでもみ合う展開となりそうです。27~28日のFOMCでは、早期の金融引き締めに慎重なスタンスを維持すると予想されており、リスク選好的なドル買いが広がるとの見方は少ないようです。
先週の動き
週始めの7月19日(月)は、新型コロナ感染再拡大を嫌気し、NYダウは一時▲946ドルまで下げて、終値は▲725ドルの3万3,962ドルと急落。これによって、長期金利も低下し、1ドル=109円台の前半までドルが売られました。その後は長期金利が一服し、ドルが買い戻され、21日(水)には1ドル=110.29円となりました。23日(金)の週末には5カ月ぶりに長期金利も元に戻り、為替は1ドル=110.54円で引けました。