NISA編:始める手続き

 NISA口座は基本的に証券口座の開設とセットで行われます。投資資金の移動があることなどが理由ですが、NISA口座と通常の証券口座とは一体として証券会社のウェブサイトなどで残高がチェックできるため、使ってみると便利な仕組みです。

 NISA口座の開設手続きでは、マイナンバーの登録が必須です。これにより運用益の非課税についてあらかじめ了解を得ることで、売却時に確定申告が不要となります。

 つみたてNISAで投資を行う場合には、定期的な引き落としを行う銀行口座情報もあらかじめ必要になります。つみたてNISA口座開設後は、定期積み立てする投資信託ごとの定期購入額について指示をして、積立投資がスタートします。

思い立ったが吉日!まずは申し込みをしてみよう

 さて、最低限度、これだけは知っておいてほしいというポイントを凝縮してまとめてみました。それぞれ口座開設に当たっての説明ページがあります(楽天証券の場合だと、ショートムービーで説明してくれるコーナーもあります)。

 iDeCoもNISAも、各社が商品ラインアップを競い合っていますので、比較サイトを活用しながら納得のいくパートナーを見つけてみてください。

 こういう口座開設作業は「思い立ったら吉日」です。このコラムを読み終えて一度ブラウザを閉じてしまったら、おそらく何カ月も資料請求をしないままになってしまうことでしょう。

 iDeCoの所得控除は強力な節税ですが、過去にさかのぼって回収することができません。早く始めた人ほどたくさん節税し、その分を老後に備える財産に変えることができます。

 この時期に「NISAやiDeCo、やってみようかな」と思っている人はぜひ、口座開設の申し込みをやってみてください。