ベストバイ

ベストバイ(ティッカーシンボル:BBY)は家電量販店です。同社で扱っている家電製品の多くは中国製、韓国製ですので、国境税調整の影響を受けやすいです。

第4四半期(1月期)決算はEPSが予想$1.67に対し$1.95、売上高が予想136.2億ドルに対し134.8億ドル、売上高成長率は前年比-1.0%でした。既存店売上比較は-0.7%でした。

国内売上高は-1.4%、国内既存店売上比較は-0.9%でした。また11の大規模店閉鎖、31のベストバイ・モバイルストアの閉鎖が売上高前年比較を悪くしました。

ホーム、コンピューティング、ヘッドフォン、ホーム・シアターなどの売上は好調で、ゲーミング、タブレット、ヘルス&ウェアラブル、スマートフォンは不振でした。

国内オンライン販売金額は23億ドルでした。これは前年同期比+17.5%でした。総売上高に占めるオンライン販売比率は18.6%でした。

国内GAAP粗利益率は22.3%でした。ちなみに去年同期は21.6%でした。粗利益率向上はコンピューティングならびにホーム・シアターの好調の寄与によります。スマートフォンがマージン圧迫要因となりました。またサムスンのスマートフォン、洗濯機が品不足で、商機を逃しました。

第1四半期はEPS予想49¢に対し、新ガイダンス35~40¢が提示されました。売上高は予想84.7億ドルに対し、新ガイダンス82~83億ドルが提示されました。

2018年は予想398.1億ドルに対し、新ガイダンス400億ドルが提示されました。

ベストバイは新しく向こう2年に渡り30億ドルの自社株買戻しを実施すると発表しました。また四半期配当を21%引上げ、一株当たり34¢としました。