日経平均株価は3万円に到達したが…

 先日、日経平均株価がついに3万円の大台を突破し、大いに盛り上がりました。しかし盛り上がっているのは普段あまり株式投資をしていない人であり、実際に株式投資をしている個人投資家は、かなりしらけムードだったのではないでしょうか。

 それもそのはず、日経平均株価が3万円に到達しても、多くの個別銘柄は大して株価が上昇していないのが事実だからです。

 日経平均株価3万円といえば、30年前のバブル相場の水準ですが、個別銘柄のチャートを見ると、30年前よりも株価が大きく下回っている銘柄が多いのです。

 自分の保有株は上がらない、でも実際に日経平均株価は3万円に達した…。この事実を私たち個人投資家はまず受け止めなければなりません。