乖離率10%前後では、反転のサインと判断できない

 もっと長い期間で、日経平均の推移と13週移動平均線からの乖離率を見てみましょう。

日経平均と13週移動平均線からの乖離率:2012年1月6日~2020年11月17日

 上方乖離率が10%を大幅に超えたところに「過熱」と書き込んでいます。下方乖離率が10%を大きく超えたところには、「売られ過ぎ」と書き込んでいます。ここまで乖離が拡大すると、短期的に相場が反転すると判断して良いと思います。

 乖離率が10%、または▲10%前後になったら、「過熱」または「売られ過ぎ」の入り口にいると判断できます。2012年以降で、そうなったことはしばしばあります。ただし、そこからトレンドが加速することもあり。乖離率10%だけでは反転シグナルととらえることはできません。