最近のIPO市場振り返り

 今年はコロナ・ショック後、多くの企業が新規上場を遂げています。中には多くの投資家から注目を浴びるものもありました。上場後のパフォーマンスが良いものもあり、IPO(新規上場)銘柄から次の成長株を見つけ出そうという動きが強まっているように見えます。

 パフォーマンスが良かったものを振り返ると、ブルーム(VRM)があげられます。6月8日に上場し、初値は22.00ドルでしたが、一時70ドルを超える場面がありました。ブルームは、中古車や新車の販売会社ですがオンラインで事業を展開しており、コロナ禍の中で注目されやすい銘柄だったようです。

 一方、中国の電気自動車関連、リー・オート(LI)や、シャオペン(XPEV)の足元の株価は落ち込んでいます。こうした銘柄は、テスラの株価上昇を受けて注目されていましたので、足元の相場調整の影響を受けています。