原油相場は、株価下落により不安定化しつつも、長期的には緩やかに上昇するとみる
足元、株価の乱高下により、原油相場の変動率も大きくなっています。短期的にみれば、まだ不安定な状況が続く可能性がありますが、株価が持ちなおせば、原油相場も持ち直すと、筆者は考えています。
すでに、原油はETF(上場投資信託)などを通じ、さまざまな投資家の重要な投資対象となっていることから、急落を避ける投資家からのバイアスは、少なくともOPECが発足した60年前よりもかかりやすくなっているとみられます。
乱高下はあるにせよ、長期的にみれば、緩やかに上値を伸ばす展開になるのではないか、と現段階では考えています。これまで程ではないものの、OPECも石油も、社会の重要な一因として生き続けていると考えます。