7月の株価値上がり率ランキング

 個別株の勢いはトーンダウン。アンジェスなど人気銘柄の一角や直近IPOが総じてさえなかったことが影響したように思われます。6月は月間で株価2倍の銘柄が9銘柄(5月も9銘柄)ありましたが、7月はゼロでした。とはいえ、激しく上がればいいというものではないですからね。6月の月間上昇率トップ(月間で4.7倍)のANAPは、7月は月間で▲61%。2位の小僧寿し(同2.6倍)は▲12%、3位のGMO TECH(同2.6倍)は▲26%でした。

 7月の値上がり率ランキングの特徴は、大型ネット株が複数ランクインしていること。6月はトップ20内に時価総額1,000億円以上の銘柄はありませんでしたが、7月はメルカリ、BASE、マクアケの3銘柄がランクイン。なんといっても、時価総額マザーズ首位のメルカリがランクインしたのは衝撃でした。6月末に、大株主のUNITEDが発行済み株数の1.65%相当を立会外で売却。既存株主の売り圧力軽減がポジティブ視されたうえに、コロナ禍の業績ポジティブ銘柄として想像以上の上昇となりました。

市場 コード 銘柄名 月間騰落率 7月末
終値
前月末終値価格 時価総額
(億円)
ジャスダック 4772 ストリムメディ 93.8% 405 209 67
東証マザーズ 3558 ロコンド 52.7% 2,663 1,744 305
ジャスダック 6736 サン電子 45.9% 2,243 1,537 508
東証マザーズ 3542 VEGA 45.7% 1,912 1,312 198
ジャスダック 2138 クルーズ 45.6% 1,447 994 187
東証マザーズ 4308 Jストリーム 44.9% 3,175 2,191 445
ジャスダック 6347 プラコー 44.4% 1,649 1,142 45
東証マザーズ 4477 BASE 43.0% 6,480 4,530 1,324
東証マザーズ 4479 マクアケ 41.3% 8,760 6,200 1,008
東証マザーズ 4599 ステムリム 40.7% 820 583 463
ジャスダック 3094 スーパーV 37.5% 982 714 62
東証マザーズ 4490 ビザスク 36.7% 2,501 1,830 216
ジャスダック 4760 ALPHA 35.8% 1,813 1,335 17
ジャスダック 3080 ジェーソン 35.4% 827 611 106
ジャスダック 5199 不二ラテ 34.0% 3,245 2,421 42
東証マザーズ 4385 メルカリ 32.7% 4,420 3,330 6,902
東証マザーズ 4880 セルソース 32.3% 20,900 15,800 424
ジャスダック 9890 マキヤ 31.3% 1,119 852 118
東証マザーズ 6176 ブランジスタ 31.0% 609 465 89
ジャスダック 8886 ウッドフレンス 30.9% 1,971 1,506 29