―――そうなんですね。個別銘柄を買う王道の株式投資はやっていないのですか?

 やりました。

―――えっ? 過去形ですか?

 2017年の9月10月ごろ、寿司ロボットメーカーである鈴茂器工(6405)を買いました。AI(人工知能)によって仕事がどう変わるかということに興味をもって情報収集をしているときに、ネットニュースで人手不足を解消する会社として紹介されていました。将来性があると思い100株を約20万円で買ったとたんに下がりだして、2カ月で売りました。

 損失は数千円でしたが、値下がりしているときは底がわからないから怖かった。この体験から得た教訓は個別銘柄をリサーチする暇がない素人が勝てるわけがない、投信のほうがいいというものでした。実はFXではチャートを見ながらデイトレをやってみたこともあったのですが、雑念が入って仕事に集中できなくなりました。

―――投資に関する情報はどのように得ているのですか。

 トウシルの「毎ヨミ!為替Walker」と、仮想通貨投資家の指針さんのツイートを見ています。あとはブログを書くためにリサーチするので自然に情報が集まります。

―――なるほど。後編では、現在のポートフォリオと、将来の目標についてお伺いします。

複雑でハイリスクな取引も含めて試した結果、やはり投資スタンスは「ほったらかし」。仕事に集中できる心の余裕を確保

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※このインタビューは2019年3月7日に実施し、2019年4月4日に初回掲載したものです。