アフター・コロナの前に、ウィズ・コロナの対応が求められる

 感染の二次拡大があった時に、社会的議論が巻き起こると思います。再び、都市封鎖すべきか、あるいは、ウィズ・コロナ(コロナと共存)のまま経済を動かし続けるべきか、いずれかを選択しなければ、なりません。

 都市封鎖のコストがいかに大きいか、世界中が骨身に染みてわかった今、ウィズ・コロナでやっていくしかないと、考える人が欧米では増えています。日本でも、いずれそう考える人が増える可能性があります。

 仮に1年後に、ワクチンの普及でコロナが終息するとしても、それまでの間、ウィズ・コロナで経済を動かす工夫が求められます。ワクチンが普及するアフター・コロナ(コロナ後)の前に、ワクチンのないウィズ・コロナで生きていく知恵が必要です。

 株式市場は、ウィズ・コロナで経済の回復が続くシナリオを織り込み始めていると、考えられます。