ジャンルを横断した騰落率ランキングでは、長期的には、変動幅が小さい銘柄

 以下のとおり、プラチナは、ジャンルを横断した主要銘柄の騰落率のランキングにおいて、比較的変動幅が小さい銘柄の一つです。

図:ジャンルを横断した主要銘柄の騰落率(2008年10月と2020年1月を比較)

 

出所:マーケットスピードⅡおよびCME(シカゴ・カーマンタイル取引所)などのデータをもとに筆者作成

 ジャンルを横断した騰落率のランキングでは、先述のパラジウムをはじめ、ナスダック、S&P500、NYダウ、日経225などの主要国の株価指数が軒並み上昇200%前後の上昇率となっている中、プラチナはおおむね真ん中に位置しています。

 上昇が著しい銘柄に着目するか、底堅く“新しい時代のスタート”付近におり、さほど変動率が高くない銘柄に着目するか、考え方次第ですが、長期投資という点で言えば、後者に魅力があると筆者は個人的に思います。