2020年の米国投資戦略

 1995年は、いわゆる「パックス・アメリカーナ」、すなわち米国の経済的覇権の起点になる年でした。その年、初のインターネット企業のIPO(新規株式公開)としてネットスケープが登場したことが思い出されます。

 別の表現では「米国の一人勝ち」と言われました。

 現在の状況が当時と同じかどうかは議論の余地があると思いますが、米国経済が他の先進国や新興国に比べて安定感を持っていることは無視できない気がします。

 従って、2020年は新興国などに投資するより、波に乗っている米国株式を中心のポートフォリオを組みたいと思います。

 銘柄のアイデアとしては売上成長率が高いにも関わらず、比較的低いバリュエーションに甘んじているフェイスブック(FB)、「ディズニー・プラス」というサブスクリプション・モデルの事業へ経営の軸足を移しつつあるウォルト・ディズニー(DIS)、インターネット・セキュリティーの分野で抜きん出た存在であるクラウドストライク(CRWD)、ビデオ・カンファレンス・サービスのズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)、クラウドでアイデンティティを管理するオクタ(OKTA)などに妙味があると思います。

▲特集・米国大統領選2020