米国株式市場のバリュエーション
S&P500種指数採用銘柄の向こう12カ月の予想EPS (1株当たり利益)に基づいた現在のPER(株価収益率)は17.6倍です。過去5年の平均は16.6倍だったので、これは少し割高ですが、我慢できる水準と言えます。その理由は一つには金利が低いことが挙げられます。
長期金利
米国10年債利回りは下のチャートのように推移しています。
米国10年債利回り
市中金利と株式バリュエーションは「シーソーの関係」にあり、市中金利が下がると株式の理論バリュエーションは上昇します。これが安心できる第一の理由です。
加えて、企業業績の変化率も再加速すると見られています。