考えられる3つのシナリオ

 日米株式市場は、米中で何らかの合意が年内に成立することを見込んで動いているように思われます。少なくとも、対中制裁関税第4弾の発動は見送られると見込んでいます。
 現時点で、3つのシナリオが考えられます。

【1】部分合意成立
成立あるいは成立のメドがつき、15日の制裁第4弾発動は撤回

【2】問題先送り
部分合意は成立しないが、交渉決裂ではなく、交渉期限延長とする。1~3カ月、交渉期限を延長する。交渉中は制裁関税を発動しないとして、15日の第4弾の発動も、1~3カ月先送りとする

【3】交渉決裂
 部分合意は成立せず。15日に制裁第4弾が発動される。中国も報復策を出し、米中対立がエスカレート

私も、メインシナリオとして、第4弾の発動は見送られると予想しています。つまり、上の3つのシナリオの内の【1】か【2】になると考えています。

【3】になった場合は、私にとっても、株式市場にとってもネガティブサプライズとなります。その場合は、日米ともに株価が大きく下がる可能性があります。