facebook twitter
第6回信用取引で配当金や株主優待はどうなる?
土信田 雅之
信用取引入門講座
信用取引という言葉を耳にしたことがある方は多いと思います。ただし、その割には意外と「近くて遠い」存在であるのも事実です。このシリーズでは、「そもそも信用取引とは何なの?」という初…

第6回信用取引で配当金や株主優待はどうなる?

2015/8/5
株式取引には売買による利益以外にも、配当金や株主優待を受け取るなどの魅力がありますが、これらを受け取るには、特定の日の取引終了時点で株式銘柄を保有し、株主であることが必要になります。
facebook twitter メールで送る 印刷

株式取引には売買による利益以外にも、配当金や株主優待を受け取るなどの魅力がありますが、これらを受け取るには、特定の日の取引終了時点で株式銘柄を保有し、株主であることが必要になります。この特定の日は「権利確定日」とか「権利付最終日」などと呼ばれています。

実際には、決算月の月末時点で株主であれば良いのですが、株式取引の受け渡しが、「約定日(取引が成立した日)から3営業日目」に行われるため、月末から数えて4営業日前までに株式を買っておかなければならないというわけです。ちなみに、権利確定日の翌日は「権利落ち日」といいます。

前回は信用取引と現物取引とのちがいについてざっくり比較しましたが、今回は、「信用取引で株主優待や配当金はどうなるの?」について見て行きたいと思います。結論から言ってしまうと、信用取引で株式を買った(買い建てをした)場合、株主優待は「受け取れない」、配当金については「受け取れないけど、受け取れる」ことになります。

自分の資金で行う現物株取引とは異なり、信用取引の買い建ては資金を借りて行う取引のため、買った株式は自分のものになりません。「じゃあ、誰のもの?」ですが、信用取引を通じて購入した株券は資金を貸している証券会社や証券金融会社が担保として保有します。そのため、信用取引で株式を買っても、株主優待や配当金を受け取れません。

とはいえ、配当金についてはは先ほど「受け取れないけど、受け取れる」と書きました。矛盾した言い回しですが、これは配当金そのものを受け取れない代わりに、「配当金相当額」というのを受け取るからです。配当金相当額は配当金調整額とも言います。

リクツの上では、配当金を受け取る権利がなくなる「権利落ち日」に、配当金の分だけ株価が下がることになります。株価の下落は信用取引で買い建てをしている人にはマイナス、売り建てをしている人にはプラスですが、市場の売買によるものではなく、あくまでも株主の権利関係による株価下落です。そのため、配当金相当額を売り建て側から徴収し、買い建て側に支払うことで、配当金の権利落ちによる株価下落の影響をお互いにチャラにしようというわけです。

ちなみに、信用取引の買い建てでは、今回のように、配当や株主優待などの権利確定日と権利落ち日を挟んで返済しないでいると(建玉を保有していると)、「名義書換料」という費用が発生しますが、これは株式の名義を証券会社や証券金融会社に書き換えるためです。

また、『会社四季報』や『日経会社情報』等を眺めてみると、大株主欄のところに証券金融会社や証券会社が掲載されている銘柄が見受けられます。これは特に証券金融会社の場合に当てはまるのですが、実際に株券を買っているわけではなく、信用取引の担保として投資家から預かっている株券が多い(つまり信用取引の買い建玉が多い)ことを意味しています。なお、証券金融会社については別の機会に詳しく説明します。

【この記事に対するアンケート回答はこちらから】

トウシルのオススメ記事

▲トウシルトップページへ

 

2018年9月株主優待祭
NISAつみたてNISAロールオーバー
トウシル1周年特集
このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせください第6回信用取引で配当金や株主優待はどうなる?

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

記事についてのアンケート回答確認

第6回信用取引で配当金や株主優待はどうなる?

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント
2018年9月株主優待
 
お宝優待株
 
投資の日
 
10万円株
人気記事ランキング
デイリー週間月間
NISAつみたてNISAロールオーバー
 
投資の失敗
 
人気ブロガー
 
トウシル1周年特集
老後破綻
 
動画でわかる
 
美白YouTuberが紹介!無理なくカンタンな貯蓄術のススメ
 
ふるさと納税
メールマガジン

直近1日の記事を配信します

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

タイムリーな情報を
ゲットできます

配信:記事配信時 随時
facebookおよびTwitterには一部配信しない記事もあります

TOP
×
トウシル メールマガジン および SNSについて
メールマガジン 申込み

トウシルメールマガジンではレポートやコンテンツ等、直近1日の記事をお知らせします。
本メールは配信希望のお客様に平日毎日お届けしております。
リアルタイムでの情報取得は、公式SNS(facebook、twitter)もあわせてご利用ください。

  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。
メールマガジン サンプル
メールマガジンサンプル
  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。