為替は1ドル108円台で、やや円安方向に

 ドル円は、1ドル108円台でやや円安に動きました(日本時間19日午前6時50分時点で、1ドル108.38円)。FF金利予測で利下げ停止が示唆されたことは円高要因でしたが、パウエル会見を受けてNYダウが持ち直したことが、円安要因となりました。

ドル円為替レート推移:2018年1月2日~2019年9月18日

 為替市場では、株式市場ほど前のめりの利下げ期待はなく、9月に入ってから円安(ドル高)に反転していました。その傾向が続きました。

 今回のFOMC結果の日本株に与える影響をまとめると、以下の2点となります。

【1】NYダウは小動き→日本株に中立
【2】円高圧力がやや低下→日本株にプラス


 9月19日の日経平均株価は、円高圧力がやや低下したこと、NYダウが持ち直したことを受け、上昇して始まると予想されます。ただし、米中貿易協議の先行きが見通せない間は、上値は重いままとなりそうです。