日本株は長期投資で買い場の見方を継続

 中国景気の悪化が鮮明になる中、米景気は好調を保ってきました。それでも、長短金利逆転に、米景気の先行き減速が織り込まれ始めています。

 現時点では、来年にかけて米景気は減速するものの、景気後退には至らないという見方が主流ですが、先行きは注意してみている必要があります。このまま、米中貿易戦争・ハイテク戦争がどんどんエスカレートしていくならば、米景気まで後退に至る可能性が高まります。現時点でのメインシナリオでは、来年大統領選挙を控えるトランプ大統領は、年内どこかのタイミングで中国との貿易戦争を「一時休戦」のかたちに持っていくと見ています。

 日本株は、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、配当利回りなどの株価指標で見て割安であり、長期的に買い場と見ています。配当利回り4~6%の大型高配当利回り株から投資していくべきと考えています。

 

▼もっと読む!著者おすすめのバックナンバー

6月19日:「高配当利回り株」人気トップ12:アナリストの視点でチェック
6月18日:原油どうなる?配当利回り4~6%の大手総合商社は、今買って良いか?
5月23日:利回り4.4%。「5万円以下」で買える好配当株