今日は、個人投資家に人気の高配当利回り株についてコメントします。

「高配当利回り株」人気トップ12

 楽天証券では、5月の楽天DI(アンケート調査)で皆様に「イチオシの高配当利回り株」をお伺いしました。お薦めいただいた人数の多い順にランキングを作成しました。人気上位12銘柄は以下の通りです。

「高配当利回り株」人気トップ12:予想配当利回りと最低投資金額、営業利益率:2019年6月18日時点

順位 コード 銘柄名 配当利回り 最小投資額 営業利益率
1 2914 JT 6.2 250,000 25.5
2 8591 オリックス 5.6 156,600 13.5
3 7201 日産自動車 5.3 75,250 2.7
4 8411 みずほFG 4.9 15,180 NA
5 9434 ソフトバンク 6.0 140,900 19.2
6 9433 KDDI 4.0 274,600 20.0
7 8306 三菱UFJ FG 5.0 50,140 NA
8 7751 キヤノン 5.1 314,500 8.7
9 4502 武田薬品工業 4.9 370,300 9.8
10 9437 NTTドコモ 4.9 246,700 20.9
11 7203 トヨタ自動車 3.3 671,900 8.2
12 4188 三菱ケミカルHD 5.5 72,410 7.6
※単位 配当利回り:% 最小投資額:円 営業利益率:%
出所:配当利回りは、今期1株当たり年間配当金(会社予想)を6月18日の株価で割って算出、配当金の予想額を公表していないオリックス、キヤノン、トヨタ自動車については、楽天証券予想で計算。営業利益率は、前期実績値。前期とは、JT、キヤノンでは2018年12月期、その他銘柄は2019年3月期。銀行は営業利益率が計算できないのでNAとしている

  高配当利回り株に投資する際、注意すべき点は「なるべく減配リスクの低い株を選ぶ」ということです。なぜならば、株の配当利回りは確定利回りでないからです。業績が悪化して減配になれば利回りが低下します。株価が下がる可能性もあります。

 高配当株の選択にあたっては、単に予想配当利回りが高い銘柄を選ぶのではなく、長期的に保有して減配になりにくい銘柄を選ぶことが大切です。たとえば営業利益率の高い銘柄は、収益力が安定している可能性が高いと言えます。

 皆さまのイチオシ高配当株には、良い銘柄が多いと思いました。以下、具体的に見ていきましょう。