6月19日のFOMCで米利下げあるか?

 今週の注目材料は、18~19日に実際される、米国の金融政策を決めるFOMC(米連邦公開市場委員会)です。そこで、0.25%の利下げが実施される可能性があります。

 金融市場は既に、年内数回の利下げが行われることを織り込んでいます。実際、以下の通り、長短金利が逆転しています。

米長期金利(10年国債利回り)とFF金利(短期金利)の推移:2004年1月~2019年6月(14日)

 

 FRB(米連邦準備制度理事会)は、利下げを実施することを示唆していますが、それが6月か7月か9月かは、明確にしていません。どのタイミングで利下げが実施されるか、その後、為替がどう動くかが注目されます。

日経平均は長期投資で買い場の見方を継続

 日経平均は、貿易戦争への不安などから当面、上値の重い展開が続きそうです。ただし、そこは長期投資で良い買い場と判断しています。

 その理由は、3つあります。

【1】日本株が配当利回り・PER(株価収益率)などの株価指標から見て割安であること
【2】日本企業の財務・収益基盤が堅固になってきたこと
【3】世界景気は2019年に悪化・20年に回復と予想していること

 

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