空売り規制とは、信用取引において、売建てを行う場合に適用される取引規制のこと。空売りを利用して株価を意図的に下落させる行為を防止するために、以下の5つの規制があります。

1. 価格規制として、原則、金融商品取引所が公表した直前の価格以下での空売り禁止
2. 明示・確認義務として、売付けが空売りであるか否かの別の明示・確認を取引者等に義務付け
3. 各取引所における、全銘柄合計及び業種別の空売り状況の日次公表
4. 売付けの際に株の手当てがなされていない空売り(Naked Short Selling)の禁止
5. 一定規模(発行済株式総数の原則0.25%以上かつ空売り残高売買単位が50単位超)の空売りポジションの保有者に対する、証券会社を通じた取引所への報告の義務付け。取引所による当該情報の公表