プラチナ、出番だ

 筆者は、「プラチナ」は「悪いインフレ」に加担せず、かつ今後、長期的に価格上昇を演じる可能性がある銘柄、つまり、保有することが自己矛盾につながらず、長期投資のパフォーマンス向上に貢献できる可能性がある銘柄の一つであると考えています。

図:現在のプラチナ市場の特徴

出所:筆者作成

 また、割安とみなされやすい、現実的な需要増加見通しがある、穴場的要素がある、そして長期投資になじむ積立やETF(上場投資信託)などで保有することができる、などの特徴があります。価格推移は以下の通りです。

図:主要貴金属の価格推移 (2008年12月=100)

出所:ブルームバーグのデータをもとに筆者作成

 リーマンショック直後の安値水準となった2008年12月を100とした場合、現在のプラチナの水準は、その安値水準から大きく上昇して「いない」ことがわかります。

 プラチナ価格の見通しや、新しい重要が増加する可能性などについては、以前のレポート「2022年のプラチナ相場を予想する」で述べています。

 金(ゴールド)や原油価格は、足元、大きく上昇し、目立っていますが、その上昇が今後長期にわたり(数年間)続くかは、詳細な議論と時間が必要だと、筆者は考えています。であるのであれば、まずは議論が比較的容易な「プラチナ」に着目してみるのも一計ではないでしょうか。

 当社は以下のプラチナ関連の商品(一例)を扱っています。まずは価格の推移を確認してみてください。

金プラチナ取引

1541 純プラチナ上場信託(現物国内保管型)

1682 NEXT FUNDS 日経・JPX 白金指数連動型上場投信

 ・国内商品先物

[参考]貴金属関連の具体的な投資商品例

 楽天証券の純金積立「金・プラチナ取引」はこちらからご参照ください。

純金積立

金(プラチナ、銀もあり)

国内ETF/ETN

1326 SPDRゴールド・シェア
1328 金価格連動型上場投資信託
1540 純金上場信託(現物国内保管型)
2036 NEXT NOTES 日経・TOCOM金ダブル・ブルETN
2037 NEXT NOTES 日経・TOCOM金ベアETN

海外ETF

GLDM SPDRゴールド・ミニシェアーズ・トラスト
IAU iシェアーズ・ゴールド・トラスト
GDX ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF

投資信託

ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)
三菱UFJ純金ファンド

外国株

ABX Barrick Gold:バリック・ゴールド
AU AngloGold:アングロゴールド・アシャンティ
AEM Agnico Eagle Mines:アグニコ・イーグル・マインズ
FNV フランコ・ネバダ
GFI Gold Fields:ゴールド・フィールズ

国内商品先物

金・金ミニ・金スポット・白金・白金ミニ・白金スポット・銀・パラジウム

海外商品先物

金、ミニ金、マイクロ金(銀、ミニ銀もあり)

商品CFD(金・銀)