割安株、成長株、それぞれにメリット、デメリットがある

 前回の記事、2022年の投資戦略は「成長株狙い」or「割安株狙い」どちらが勝てる?で、割安株と成長株のどちらを狙うべきか、筆者なりの回答をいたしました。

 基本的に筆者は、割安株より成長株への投資を行っています。なぜなら、成長株の方が割安株より株価が大きく上昇する可能性が高いと考えられるからです。割安株の上昇はせいぜい2~3倍程度でしょう。一方、成長株は5~10年で株価が10倍、20倍ということも決して珍しくありません。

 逆に、成長株は特に成長が鈍化した後の株価下落がとても大きくなります。株価が高値から5分の1、10分の1となることも多いのです。一方、割安株でそこまで大きく下がることはあまりないでしょう。

 ですから、成長株のメリットは大きく上昇する可能性があることで、逆に大きく下落する可能性も高いのがデメリットです。

 逆に、割安株は大きく上昇する可能性が低いことがデメリットである半面、大きく下落する可能性が低いのがメリットといえます。